9月13日(火)/晴・残暑

後から後から台風がやって来て、今年は本当に不安定な天気が続いています。予報では今日も晴れということでしたが、何と、真夏よりも厳しい陽射しが降り注ぎ猛烈な暑さになりました。
毎年、目に見えて気象が不穏になってきます。こういう気象の異常は、以前はエルニーニョの影響といっていましたが、久しく聞きませんね。
最近は地球温暖化が原因といいます。
何であれ、人間は抽象的な因果関係を結びつけて異常の原因を納得し、安心してしまってているようです。何故抽象的かというと、これだけ状況が逼迫しているにも拘わらず、地球規模で温暖化を阻止し、地球を救おうという活動がさっぱり見えてこないからです。
北極・南極の氷の状況は詳らかではありませんが、以前も書いたように、ニュージーランドの氷河が10年前の写真と見比べて、氷河の最下端が数百メートルも せり上がっていたことに驚きました。聞くところによると、ヒマラヤなどの氷河にも同じような現象が見られるそうです。ニュージーランドでは、百年後には氷 河が消滅するかもしれないと危機的状況を訴えていました。
『カテリーナ』は救援の遅れに端を発し、人種的差別による救援活動の無関心、さらにはイラク派兵による対応すべき軍隊の人手不足へと議論が進んでいます が、ハリケーンや台風、サイクロンとその災害の規模が年を追って世界的に巨大化している現実が地球温暖化とはなかなか結びついてはきません。特に、水没に 危機感を募らせている海面水位よりも低い都市は、余りにも逼迫した問題なのに、その切実な悲鳴がさっぱり聞こえてこないのはどうしたことでしょう。誰も が、或いは報道機関が対岸の火事とたかを括っているのだとしたら大きな問題です。
話が飛躍しますが、『カテリーナ』で罹災した貧困層の住民が商店や民家から略奪を始めたというニュースには本当に驚きました。アメリカという国ほど人種の入り組んだ国はありませんし、そこに生じる経済的、教養的格差の大きな国も他にあまり例を見ません。
これでは不毛な内戦が続く未開国並みです。
あァ~、やっぱりこんな事態が勃発してしまったか!と暗澹たる気持ちになっていた時、後日、別のチャンネルで食料や衣料を避難民に配っている略奪者が報道されました。ちょっと救われた気持になったものの、よくよく考えてみれば、これこそが報道のマジックです。
或る小さな出来事が世界規模で報道されると、その場所では、そういう事が恒常的に行われているかのように感じられます。また、それを否定する一部の報道に 触れれば、全ての略奪者はねずみ小僧ならぬ義賊でもあるかのように私たちの目に映ります。報道とは、難しいものです。そして、使い方一つで、とんでもない 危険をはらんだ凶器にもなり得ます。報道機関の端っこで慎ましく仕事をしてきた私は、報道の凄さも難しさも、そして危なさも承知しているつもりです。
今こそ報道の力が試され、そして期待されている時代ではないかと思います。地球温暖化を食い止めるキャンペーンを、日本中の全ての新聞社、テレビ局が手を 取り合って始め、それを世界に発信してはどんなものでしょう。官が音頭をとらないと何も始まらない日本ですが、小泉さんの言葉ではないですが、こういう キャンペーンこそは民が先行して国を動かしてこそ意味があることです。このキャンペーンには衆参議会の決議も、ましてや解散総選挙も刺客候補の擁立も新党 結成の必要ありません。私利を越えた博愛の精神と、地球を救うという強い気持ちだけを持ち寄れば出来る事です。
もう一つ話題が飛躍しますが、この夏の「クールビズ」にしても、環境庁の「始め!」の号令だけではなく、その結果、私たち国民がどれ程のエネルギー節約に 貢献したのかを報道機関がいろんな角度から緻密に取材し、国民にフィードバックするべきです。何だか、内閣官僚だけが無理してノーネクタイを押し通したよ うな印象も拭えませんが、本当に効果があったのでしょうか?尻切れトンボの号令じゃなく、スタートしたのなら、ちゃんと結果を知らせて欲しいものです。良 い結果が出たのであれば、それこそが次の活動のエネルギーになるのですから。

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9月13日(火)/晴・残暑 への1件のフィードバック

  1. リンダ のコメント:

    Zenさん、本当ですね。危機的状況にある地球を救う義務は人類一人一人にあるのですが、皆今日食べるためにとりあえずあくせくしているのです。人間の欲には際限がなく、かけがえのない地球をぶっ壊しても金儲けに狂奔している人間って浅ましい動物ですね。
    全ての乗り物には定員があるのですから、地球にも定員があると思うのです。増え続ける人類の将来を思うと自分がもう余り長く生きないのが有難くおもいます。。

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